第8章 最後の仕事
及川side
体が痛いななんて思って目が覚めると目の前にゆいなちゃんがいた、昨日あのまま寝ちゃったんだ…布団かけてくれてるし…
ただ畳の上で寝てるせいで体が痛い
そっとゆいなちゃんだけでもと思い、ゆいなちゃんの頭から腕を外してまだ眠たい体を起こしてゆいなちゃんを持ち上げる
「うわ…掴んでる……」
さすがに岩ちゃんは持ち上げられないって…
どうしようかなって思ってとりあえず岩ちゃんを掴んでる手を少し引っ張って外して布団まで運んだ
「…ちゃんと寝れたね」
そう頭を撫でると少しだけ口角が上がって幸せそうに眠っていた
まだ時間あるし俺も寝ようかな、その前に岩ちゃんも布団に連れていくか
「岩ちゃん、布団あっちだよ」
「んー…」
起きないよねわかってたよ
岩ちゃんを少しだけ持ち上げて引きずった
「…おもっ…」
布団に下ろして毛布をかぶせた
まあどうせ蹴っ飛ばすだろうけどさ…一応ね
俺も自分のところ…って布団一つ足りないし…あぁそっかゆいなちゃんが寝てるからか、いつも一緒に寝てるし入れてもらお、ゆいなちゃんと同じ布団に入ってまた眠りについた