第7章 トラウマ
「…月島くんが言うなら教えてあげるけど、、」
「あいつ男好きで媚びばっか売ってるの」
「媚び…ねぇ…」
「ほんとだからね!みんなの及川さんとったくせに他の男と仲良くしてて…及川さんって言うのはあいつの彼氏で…」
「あいつ彼氏いるくせに男に媚び売ってんの!!やばくない?」
「たとえばなにしてるの」
「あいつうちの彼氏取ったんだよね」
「「え」」
彼氏を取る??
ももちゃんがそんなことするはずない
及川と付き合ってたんだろ?そんなことする必要もないべ
「本当だからね!!」
「あの時ほんとびっくりしたわw結局あれどうなったのw」
「付き合ってはないけど…あいつがいなければうちは別れずきすんだし、あいつが媚び売ったりしなければ…」
そんなのただの嫉妬だべ
付き合ってないのは確実に相手が勝手にももちゃんに恋しただけだ、なのにももちゃんだけを責めて…
怒りで爆発しそうだった
「だからうちらがあいつに教えてあげたの、お前は必要ないってことをね」
「は?」
「全国大会の決勝戦の時さあいつすっごい大事な試合なのに欠かさず男に媚び売っててさ」
「及川さんがいないからって堂々と男といたよね、まじきもーい」
「国見くんも金田一も騙されてるんだよ、だからうちらが教えてあげようと思ってさ、バレー本気でやってない奴はコートにはいらないってことを」
「あいつマジ泣いてたよねwのくせにまた国見くんと金田一に慰めてもらっちゃってさ」
「それな!ほんと男好きすぎてひくわ!!」
「あんたすごかったよね、わざとぶつかったりして転ばせたりしててさw」
「あいつまじ邪魔だったもん、うちは当然のことしたまででしょ」
反省も罪悪感も抱かずに正しいことだと言い張るのが余計にムカついてきて声を上げようとしたときだった
「ももちゃんは本気でバレーが好きだ!!!お前らは間違ったことしかしてねぇぇだろ!!!」
西谷や田中が叫び出した