第7章 トラウマ
菅原side
ももちゃんの意思を聞いてすぐに及川たちはももちゃんを連れて帰った
「百瀬の意思を俺は尊重する」
「大地お前!!」
「スガよく考えろ、バレーをやりたいって思ってる百瀬を止める必要はない」
「だけど!!!」
「…言いたいことはわかってる。百瀬にはちゃんと次のマネができるまではうちに残ってもらう」
大地のまっすぐな目に何も言えない
大地も本気だから
みんなやめてほしくない
だけどももちゃんの気持ちをそっちのけにできない
「アイツまた来たの?」
「さっき見たんだって!しかも及川さんといた!」
「は?ほんと男好き。中学ん時は試合でボロボロにさせたらすぐに消えたのに…今回はしぶとすぎ」
「確かに〜!!」
そんな甲高い声が聞こえて我慢できなくなった西谷が女子達の前に仁王立ち
「西谷!」
「今の詳しく聞かせろ」
「え、え?」
襲いかかる勢いで旭がとめにはいって俺と大地で謝った
「すみません」
「気にしないでください」
「俺、正直百瀬さん苦手なんですよ。努力しずになんでもできる感じが」
「「月島!!!」」
「だからその話詳しく教えてよ。俺もその話興味あるし」