第7章 トラウマ
ただ憎い以上に実力は確かなものなの知っていたから恨むに恨めなかったのも事実
だから私が強くなって影山飛雄にも勝てる強さがあれば守れる、大事な人を守れるそう思って誰よりも練習頑張ったし努力した
徹が元に戻って卒業した頃に
影山飛雄は徹以外の人を殺し始めた
犠牲者は金田一と国見
初めは3人とも仲良かったのにいつの間にか3人の仲は崩れていった
「たけぇよ!!」
「とれるだろ!!!」
「もっとみんなのことを…」
「俺に合わせろ!!」
横暴な王様が出てきたことで2人は本来の力を出せていなかった
“殺される”
そう直感で感じた
「2人とも」
「よぉ百瀬どうした?」
「バレー、一回やめよう、?」
「何言ってんだよ、やめらんねぇよ」
「ダメ、金田一壊れちゃうよ…バカ正直なの良くないよ!」
「でもよ!!」
「悔しいとかわかるけど…わかるんだけど…」
「何がわかんだよ!!」
「…百瀬のこと責めすぎ、ごめん、百瀬。あとは俺がなんとか言っとくから」
「……国見、私は国見のやり方いいと思ってるから」
金田一だけじゃない国見だって苦しいのに冷静でいる
だから私がぶつからなきゃ
徹を守れなかったあの日を繰り返さないように