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DIABOLIK LOVERS-My blood-

第15章 血雫 15



黙っていて答えてくれる様な優しい人ではない事は確認済みだった。

という訳で彼に問う。

「あ〜の〜えぇっと、今から何処か行くんですか?制服着てるって事は…学校、ですよね?今日何か有るんですか?」

そして物凄い「はぁ?」と言う様な目を向けられた。

「何あんた、ほんとに何も聞かされてないんだな....まあその通り学校だけど?」

いや、だから学校なのは分かったからさ?

何故学校があるの?こんな夜に…

「はぁ…説明するのもめんどくさい…俺達はヴァンパイアだ。昼間学校なんて行ってられない。だから夜。嶺帝はそんな昼に通えない人の為の夜間学校。そんなことも知らないとか…ほんっとにバァカなんだな。」

コイツ…バカのところを強調しやがった…

「ほら…早くしないと置いていくぞ」

そんなことを言いつつもう置いて行っているこの人。

「あ、ちょっ、待ってください!すぐ着替えるんで!」

私は年頃の女の子、の筈なのだが…ものの5分で支度を終わらせると彼の後を追った。

勿論皆より遅れている訳だから、玄関の所でレイジさんに「走る、慌てるという行為が如何に品のない事であるか」について説教された。
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