第17章 東京卍リベンジャーズ・佐藤龍星&菱小次楼
その夜から
小次楼は度々私を求めるようになった
身体を重ねている時
彼は普段にも増して優しかった
いつもは自分本位な小次楼が、私のことを気づかい
熱のこもった瞳で見つめながら甘い言葉をくれる
「……ハァ………ハァ………この体勢、辛くねぇか?」
『………っん………すごい…………奥まで挿入ってるの…わかる…』
「……奥……好きだもんな…レイナ………ホラ……もっと突いてやるよ…」
『…ぁああ…んっ………ソ…コ……気持ちいいっ……小次楼…っ』
「……ハァ……ハァ………レイナ……かわいい…」
『…あっ……ぁあっ………また…イッちゃいそ…』
「いーよ。…オレの目ぇ見て…名前呼びながらイッて?」
『……ん………小…次楼………ぁ………ぁあっ………ゃ……小次楼…っ………も……イ…ク………イクイク……イッちゃ…………ぁああああ…っっ…』
「…っ……スッゲー締まる…………ヤ…ベェ……オマエん中…マジで最高だワ………オレもそろそろイクぞ…」
『……キ…テ……小次楼…………いっぱい頂戴…』
深く舌を絡め合いながら、身体をナカから揺さぶられる
回らない頭のまま快楽に身を委ねていると
" 愛されている " のではないかと期待してしまう
実際には、彼からそんな言葉をもらったことはなかったし
特に付き合う約束をした訳でもない
私達の関係は相変わらず
曖昧なままだったけれど
彼の欲情した眼差しが
重ねられた素肌の熱が
切なげに名前を呼ぶ声が
確かに私だけに向けられて
その心地良さに
私はいつしかドップリと溺れていた