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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第17章 東京卍リベンジャーズ・佐藤龍星&菱小次楼





小次楼はティッシュの箱を引き寄せて自身を拭った後、私の身体も綺麗にしてくれた


『……あ…りがと…』


全身が気だるくて
うまく力が入らない

横たわったままの私に腕まくらをするようにして、そっと抱き寄せてくる

彼の鼓動と熱の冷めていない肌が
今していた事は全て夢じゃないのだと、改めて私に思い知らせた




幼馴染の小次楼と、身体を重ねた

彼は初めてだった私を
とても優しく抱いてくれた


肌に刻んだ赤い痕に指を這わせながら、耳元で聞く


「……痛かったか?」


少し掠れた優しい声に
それが “ オレの印 " だと言った彼のことが無性に愛おしく感じられて、とても幸せな気持ちになった


『……ううん。…大丈夫だよ』


そう答えた私に、小次楼は目を伏せたままで言う


「………レイナ…………オマエは…オレの側に居てくれ…」


祈るようなその言葉に胸が締め付けられて
私は彼を強く抱きしめかえした


『…っ…あたり前でしょ?…私はどこにも行かない。……ずっと小次楼の側にいるよ…』


顎を上げ
彼の唇に誓うように口付ける

応えるように入ってきた滑らかな舌に、私はすんなりと絡め取られた


『……ん………んぅ……』


静かな部屋に、水音とふたりの吐息だけが響いて

ほてった素肌のまま、深く舌を絡め合っていると
このままひとつに溶けてしまえるような気がした





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