第17章 東京卍リベンジャーズ・佐藤龍星&菱小次楼
「…レイナ、大丈夫か?」
掠れた声で名前を呼ばれ、ボンヤリと目を開けると
そこには綺麗な緑色があった
胸の上に崩れおちた私の髪を宥めるように撫でている小次楼の瞳には、狂気の影などどこにも無く
ただ穏やかに私を映していた
幸せで胸がいっぱいになって、アゴを上げてキスをせがむと
小次楼は柔らかく微笑んで応えてくれる
そして、彼は
そのままナカに挿入ってきた
『…っ…んんー…』
「……レイナ……スゲェ締まってる…」
『…っ……ハァ……ハァ………待…って………ま…だ……ダメ……小次楼…』
「…オレのでもイッて欲しいんだよ……ホラ、ここだろ…?」
『…ぁ…っ……小…次楼………ぁあん……ゃ…………ら…めぇっ…』
すっかり知り尽くされている私の弱いところを集中して攻められて、3度目の絶頂がアッと言う間に近づいてくる
『…ぁぁあん……またイッちゃう………小次楼……小次楼…っ…』
「……レイナ…」
鼻にかかった甘い声で名前を呼ばれ
朦朧としながらも顔を向けると、龍星に唇を塞がれた
大きな手で私の後頭部を支えながら
もう一方の腕が巻きつくように身体に回される
「…オレの名前も呼んで…」
『…ん……龍…星…』
「……レイナ……好きだよ…」
『…ハァ…ハァ……私、も…好き…………龍星も……小次楼も………ふたりとも…大好き………大好き…なのぉっ…』
飛びかけた意識の中
もうほとんど力の入らない身体に、2匹の蛇が絡みついていく
身も心も捕らわれてしまう安心感に包まれながら、私はうわ言のように繰り返した
『……ねぇ…………こ…れからは……ずっと…一緒…………………一緒……だって…言って…』
「…あぁ……ずっと、一緒だ…」
「……約束するよ…レイナ…」
ふたつの優しい声が頭の奥に響いた、直後
快感の波が背筋を這い上がってくる
さらわれるまま意識を手放した私は
底の無い真っ暗な天獄へと
深く、堕ちていった…
佐藤龍星・菱小次楼 夢小説『パラダイス・ロスト』end.