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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第17章 東京卍リベンジャーズ・佐藤龍星&菱小次楼





『……あんな制服、知らない。……一緒に居たふたりも…私が知らない人だった…………なのに龍星は…その人達と楽しそうに笑ってた…』

「……」

『……………本当に…龍星は変わっちゃったんだね…』


(……前に小次楼が言ってたとおり……もういくら待っててもムダなんだ…)


彼のTシャツの裾を握りしめる
その手が震えているのが自分でも分かった


「……………ずっと外に居て寒かっただろ………ホラ…中、入ろうぜ…」


小次楼は靴を脱ぐと、私の手を引いて部屋の奥へと連れていく

敷きっぱなしの布団の上に私を座らせ、掛け布団を2人の肩から掛けた


「…震えてるぞ………大丈夫かよ…」


指先まで冷え切っている私の手を両手で包むようにして、優しくさすってくれる

そんな彼の指が私と同じくらい冷たくて、胸が苦しくなった


「……レイナ……もう少しだけ待っててくれ………龍星は…オレが必ず連れ戻す…」

『……』

「…ちゃんと会って言い聞かせれば…アイツだって分かってく…」

『いいよ、もう』


私は小次楼の言葉を遮った

彼の首に腕を回し、瞳の奥を覗き込む


『………私は……小次楼が側に居てくれたら…それだけでいい…』


唇を押し付けるようにキスして、ゆっくりと離れる

もう一度目を合わせた時
彼の瞳が微かに揺れたのが分かった


『……小次楼…』


名前を呼びながら何度か啄んで、唇の隙間に舌を差し込む

私から深いキスをしたのは初めてだった


舌先を探るように動かして、彼の滑らかな舌に絡めると
小次楼は私のキスにこたえてくれた



水音と吐息を聞きながら夢中で舌を絡め合う

彼の手が背中に回るのを感じた次の瞬間、私は布団の上に押し倒されていた…





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