第17章 東京卍リベンジャーズ・佐藤龍星&菱小次楼
「……レイナ…」
『…小次楼…………いいよ………私……小次楼となら…』
腕を伸ばして彼の首筋に絡め、自分の方へ引き寄せる
アゴを上げてねだると
瞳の奥が妖しく光った
小次楼は
触れるだけのキスを何度も降らせてくる
先へ進むのを躊躇しているように感じた私が自分から舌を入れると、彼の肩がピクリと震えた
ワザと水音を響かせ
吐息混じりに名前を呼ぶ
『…ハァ……ハァ………小次楼…』
「………レイナ…本当にいいのかよ………初めてなんじゃねぇの…?」
『…そうだよ………だから…小次楼に貰って欲しいの…』
「………でも、オマエ…」
『ねぇ…』
「……っ…」
『……お願い…』
小次楼の指先が目尻に触れて
私は自分の目元が濡れていることに気付いた
「…………分かった…」
彼は私を見つめたまま少し悲しそうに微笑むと、もう一度唇を合わせてきた
これまでで一番、優しいキス
小さな水音を立てて啄みながら、小次楼はゆっくりとブラウスのボタンを外していく
谷間に顔を埋められた時、嗅ぎ慣れたシャンプーの香りがした
ブラのホックを外され
彼の手が私の肌に直に触れる
やわやわと胸を揉まれ、先端を舐められると
思わず声が出てしまいそうになった