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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第17章 東京卍リベンジャーズ・佐藤龍星&菱小次楼





チュッ


気配が離れたので恐る恐る目を開けると
私のファーストキスを奪った男が瞳をキラキラさせていた


「おーー……スゲェ………こんな感じなんだ…」


小次楼はひとり言のようにそう呟くと「オマエもやってみろよ」と、龍星と場所を変わった


「ぇえっ⁈オレも?」

「あったり前だろ!いいよな、レイナ?」

『……ぇ?………ぇ?…』

「……ホントに…いいのか?」


さっきからの怒涛の展開に頭がついていけないながらも、龍星だけを拒むのも何だかおかしいような気がして、思わず頷いてしまった


「…マジかよ…」


龍星はゴクリと唾を飲み込むと
私の両肩に手を添え、口元を見つめながら顔を近付けてきた


伏し目がちなその表情がなんだか大人っぽく感じて、思わずドキッとしてしまう

ゆっくりと押し付けるように唇を重ねた後、3秒くらいしてからそっと離れていった


チュ…


『……』


龍星の視線がゆっくりと上がって
5センチ位の距離で見つめ合う

心臓がドキドキして
息の仕方も分からなくなったみたいに、私は固まってしまった





「…なんか、龍星だけ長くね?…ズリィからもー1回な」


言葉の意味を理解する間もなく
小次楼のどアップが目の前にグイと割り込んできたと思うと、また唇を塞がれる


『…っん……んー…』


我に返ってもがいても、片手で後頭部をおさえられて逃げる事ができなかった

感触を確かめるように何度か啄んでから、名残惜しそうに離れていく


「…プハッ…………レイナ…コレ、息どーやってするんだ?」

『……っ…』


私は小次楼を睨みつけ、力一杯身体を押し返して立ち上がった


『知らないって言ってるでしょ‼︎小次楼のバカ‼︎』


驚いたような顔をしている2人に背を向けて
そのまま玄関へ行くと、裸足で外へ飛び出した





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