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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第17章 東京卍リベンジャーズ・佐藤龍星&菱小次楼





その日から私は
度々、小次楼の家に泊めてもらうようになった


小次楼の親は、いつ行っても姿を見かけることすら無くて
私はそれをいいことに台所を借りて食事を作ったり、3人の洗濯物をまとめて洗ったりして
共同生活の真似事をすることに密かな喜びを感じていた



「レイナ〜。そろそろ小次楼起こして飯にしよーぜ」

『あ。先にコレ干しちゃうから、もう少し待ってて』


物干し竿に引っ掛けたピンチハンガーに靴下をとめていると、龍星が隣にやってきた


「あと、こんだけか?」

『ウン』


私達は手分けしてカゴの中にある洗濯物を次々に干していく


「……なんか…改めて見ると……小次楼のパンツって派手なのばっかだな…」


そんな事をしみじみと呟く龍星が可笑しくて
笑いをかみ殺しながらTシャツをハンガーに掛けた


「ホラ、見てみろよレイナ。これだってスゲー派手なピン…ク…」

『…?…』


突然途切れた言葉に、どうしたのかと思ってそちらを向くと、龍星が私の下着を両手で広げたまま固まっていた


『……っっ…』


私はひったくるように彼の手から下着を奪うと、代わりに持っていたTシャツを差し出す


「……」


龍星は何も言わずにそのTシャツを受け取り、窓から身体を乗り出してハンガーを竿に引っ掛けた


色黒の龍星の頬が微かに染まっている

きっと私はそれ以上に真っ赤になっているのだろうと思うと、余計に顔に熱が集まってきた


私は他の洗濯物の陰になるように自分の下着をピンチで止めると
洗濯カゴを漁って、ブラジャーの方を探した


「………………プフッ……」


30秒程の沈黙の後、龍星が突然吹き出すと、我慢の限界だった私も堪えきれず笑ってしまう




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