第10章 東京卍リベンジャーズ・三ツ谷隆
ある日の夕方
家の近所の公園でルナとマナを遊ばせている所に
マイキーとドラケンがフラリとやって来た
「あ、いたいた」
「三ツ谷ァ」
「アレ…どーしたの2人共?」
「オマエん家この辺だって聞いたから…遊びに来た」
「…よく公園て分かったな…」
「俺様の直感は今日も冴えまくってっからな♪」
「…マイキー…妹と公園に居るんじゃね?って言ったのオレだろ〜…」
「…ん?…そーだっけ…」
「…アハハ…」
「……なぁ……それ…三ツ谷の妹?」
「うん。こっちがルナでこっちがマナ」
「…うわ……ちっちぇー…マナの方はまだ赤ちゃんじゃん」
「んー。でも…これでもデカくなったんだ」
ヨチヨチ歩きのマナに目を配りながら3人で話をしていると
買い物帰りのレイナが公園の横を通りかかった
「あ!レイナちゃんだ!」
駆け寄るルナに気が付いてコチラを向いたレイナに手を上げて挨拶する
「レイナちゃんいっしょにあそぼー」
『あー…ごめんルナ……今日、冷蔵庫に入れなきゃいけないもの色々買っちゃったからあんまり長くは遊べないんだぁ……それでもいい?』
「うん♪」
ルナに手を引かれて来たレイナに
オレは2人を紹介した
「…レイナ〜…前に話したマイキーとドラケン……んで、コッチはレイナ」
『わぁ〜はじめまして♪』
「…どーも」
「…ウッス」
「…?…」
どこかそっけない態度の2人を不思議に思っていると
ルナがレイナに言った
「レイナちゃんブランコしよ?」
『うん、しよしよ〜』
「…レイナ……その袋持ってるから貸せよ…」
『ありがと隆……んじゃ、チョット行って来るね♪』
「おー…ワリーな」
レイナはスーパーの袋をオレに手渡すと
ルナとブランコの方へ歩いて行った
「レイナちゃん、きょうのばんごはんなぁに?」
『今日はハンバーグにしたよ〜』
「わーい♪」
ルナとレイナの後ろ姿から、マイキーとドラケンの方へ視線を移すと
2人はオレを真剣な顔で見つめていた
「……ぇ………な、何…?」
「三ツ谷、女いたの?」
「あの子三ツ谷の彼女⁇」
「………は?」