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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第7章 東京卍リベンジャーズ・三途春千夜




教会を出て、車を停めてきた場所の様子を見てみようと歩いている途中
妙な気配を感じた

離れた所から伺うと
周りに複数の黒い車が停まっているのが確認できた

オレは彼女の手を引き急いでコテージへと戻った


スーツケースを手に早足で森を抜ける

車通りに出て、通りかかったバスを停め
頼み込んで駅まで乗せてもらった


(……こんなに早く見つかるとはな……)


カメラをハッキングして追跡したのだろう
梵天の組織力を改めて実感した



駅から電車を乗り継いで大きな駅へ出る

人混みに紛れると少しは安心できた


オレたちは新幹線のチケットを取って、そのまま東京駅へと向かった








「……大丈夫……計画が少し早まっただけだ…」


レイナに地下街の喫茶店で待つように言って
オレはタクシーで新橋へ向うと、金を払えば何でもする便利屋と会った


手配を頼んでおいたチケットを2枚受け取り、喫茶店へ戻ると
今にも泣き出しそうな顔をしたレイナが待っていた


『……もう……帰って来ないかと思った…』

「…そんな訳ねぇだろ……もっとオレを信じろよ…」

『………ゴメン…』


赤くなった鼻を摘むといつもの笑顔に戻った

オレたちは喫茶店を後にし、手を繋いで改札へと向かった





けれど
改札の周りには既に梵天の連中がうろついていた


「……やっぱりこうなったか………仕方ねぇ…」


レイナの腕を引いてUターンすると、オレは外のバス乗り場へと急いだ






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