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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第7章 東京卍リベンジャーズ・三途春千夜




それからまた2ヶ月ほど経った頃


夜、事務所に居ると蘭が声を掛けてきた


「…なぁ三途〜…オレ、これからどこ行くと思う?」

「知るか」

「レイナちゃんとこだよ」

「は?」

「…鶴蝶がマイキーの付き添いで遠征だろ?……だから…今夜はオレが担当♪……ホントは竜胆が頼まれたんだけど…代わってもらった〜」


ウキウキとはしゃぐオッサンの姿を見て
顔をしかめていると

不意に蘭が言った


「オマエも行くか?」

「は⁇」

「あ、行きたくねーの?…だったら別にオレひとりで行くけど?」

「………………ハァ…………行ってやんよ。……オマエがおかしな事しでかさねぇよーに監視しててやる」










約半年ぶりに訪れたマンション


蘭の認証で中へ入ると
そこは人の気配が無いように静かだった


寝室のドアの前で蘭が立ち止まる


「……レイナちゃん…ずっと元気ないんだ……オレと竜胆がたまに会いに行っても…あんまり喋ってくんねー…」

「……」

「……鶴蝶が言ってた……" マイキーが居なくなると、レイナが『ハルに会いたい』って泣いて頼むんだ " って…」

「……っ…」


ドアを開けると

ベッドに横たわり点滴を受けるレイナの姿があった


「……………な…んだよ……これ……」

「……食事が喉を通らないから……こうするしかないんだと…」


ベットサイドにかけ寄ると
レイナが薄く目を開けた


『……ハ…ル…?』


伸ばされた腕を取ると
彼女は身体を起こし
弱々しく抱きついてきた


『………ハル………会いたかった…』


健康的だったレイナの姿など見るかげもなく痩せて
目の下には深いクマが刻まれている


(……このまま…ここに置いてはおけない…)


本能的にそう感じたオレは
彼女の耳元で言った


「…アンタをここから出してやる」


するとレイナは
真っ直ぐにオレの目を見て答えた


『……ハルも…一緒?………じゃなきゃ私は行かない…』





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