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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第7章 東京卍リベンジャーズ・三途春千夜




席に戻ると
待ちかねたように蘭が話し掛けてくる


「三途〜…レイナちゃんの担当、外されちゃったんだって?」

「兄貴!今は本当にやめとけって!」


真剣な顔でたしなめる竜胆に
蘭はいつものようにヘラヘラと答えた


「いーからいーから」

「もう、オレ…知らねーからな!」


そう言うと
竜胆は部屋を出て行ってしまった

蘭は俺の隣に座り、なおも続ける


「…オマエの後釜は鶴蝶だってよ。…マイキー、何でオレには任せてくれねーんだろーなぁ…」

「……」

「…オレだったらさぁ…マイキーの居ない間もレイナちゃんのこと、ずーっと退屈させねーのに。……なぁ…そう思うだろ?三途」

「……あぁ……そうだな…」


いつもの軽口に付き合う気分にはなれず
上の空で返事をしていると

蘭は「つまんねーの」と言って立ち上がり
どこかへ行ってしまった










その日から
レイナに関わることは一切無くなった


彼女を知る前の生活に戻り
オレは淡々と毎日の仕事をこなした





それから数ヶ月が過ぎた頃

朝方、カチコミから戻ったオレは
仮眠をとるために事務所のソファに倒れ込んだ


ポケットからクスリのケースを取り出し
ザラザラと手のひらに錠剤をあけて
一気に口の中に放り込む


目を閉じてラムネ菓子のように噛み砕いていると
次第に耳鳴りがおさまってきた


「…三途……最近クスリの量増えてない?」

「…放っとけ竜胆……もう聞こえてねーよ…」



水の中に居るように2人の声が遠くなり

身体が沈んでいくような感覚がした





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