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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第7章 東京卍リベンジャーズ・三途春千夜




突き当たりの工事現場
薄汚れたビニールの幕を開けると
そこにレイナの姿を見つけた


周りには3人の男達が居て
彼女の身体を地面に押さえつけていた


「……」


黙ったまま近付き
彼女に馬乗りになっている男の頭を思い切り蹴り倒す


「…な、なんだテメーは⁈」


泡を吹いて倒れた仲間を見て
他の2人がレイナから手を離した

立ち上がったうちのひとりの髪を掴んで引き寄せ
顔面に膝をめり込ませる


" グシャ " という音がしてうつ伏せに倒れた男は
そのまま動かなくなった


「……わ、悪かった…謝るから許してくれ…」

「……」

「金ならやる‼︎…持ってる金、全部やる‼︎だから…」


甲高いその男の声が耳障りで
手っ取り早く黙らせたかったオレは拳銃を抜いた


「ヒィッ‼︎」


凍りついたように動けない男の眉間に銃口を押し当て
安全装置を外す


『…やめて‼︎』

「……」

『………ハル……やめて…………お願い……』

「…………………チッ……」


オレはセフティレバーを戻すと
拳銃で男の頭を殴りつけた


「うぐっ‼︎」


男は白目を剥き
崩れるように膝をついて倒れた




銃をホルスターにおさめ
レイナのいる方へ歩いていく


『…………ハル……』

「……」


腕を引いて立ち上がらせ
そのまま引きずるようにして路地を後にした



車を停めた場所に戻り
彼女を後部座席に放り込んで乱暴にドアを閉める



「……女を見つけた……詳しいことは明日話す…」


ココに電話を入れた後
運転席に乗り込んだ






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