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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第7章 東京卍リベンジャーズ・三途春千夜





それから数日後
レイナはオレに『お願いがある』と言った


『少しだけ外の空気を吸いたいの』

「…アンタを外に出すなとマイキーから言われてる」

『お願いハル。…何ヶ月もずっとこの部屋に閉じ込められて…いい加減おかしくなりそうだよ』

「ダメだ。諦めろ」

『ほんの少し散歩するだけでいいの。窓から見える…すぐそこの公園でいい』

「……」

『……誰にも言わない。ハルと私だけの秘密にするから。だからお願い…お願いします!』


涙目で何度も頭を下げられ
根負けしたオレは渋々言った


「………30分だけだ…」

『本当⁈…嬉しいよハル、ありがとう!』


レイナはそう言ってオレに抱きついた


「………いいか?外では絶対に側を離れるな…」

『うん!分かった♪約束する!』

「……」


幼い少女のようにはしゃぐ姿を見て
オレは苦笑いをした





目深に帽子を被せて
彼女と一緒にエレベーターで1階へ降りる


靴を履いて歩くのは久しぶりだと
レイナは嬉しそうに笑った


「……オイ……離れるなよ…」

『もー、分かってる……ハイ♪』

「…?…」

『……どしたのハル……手、繋いでこ?』

「……」


オレは何も言わずに
彼女が差し出した手を取った





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