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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第7章 東京卍リベンジャーズ・三途春千夜




『……ハル〜……まだお皿に残ってるけど、もうご馳走さま?…コーヒーのお代わり飲む?』

「……………もらう…」

『はーい』


彼女は新しいカップに入れたコーヒーをオレの前に置いた


『…美味しいでしょ?私のコーヒー』

「……」


悔しいが認めざるをえなかった
レイナのコーヒーはさっきと同じ豆で入れたとは思えない程、味も香りも完璧だった


『…カフェでバイトしてたからね。店長にみっちり仕込まれて…お客さんの評判も良かったんだよ♪』

「……へぇ…」

『…なーに?その興味無さそーな返事…』

「……」


正直言って全く興味無い
マイキーが遊びで囲ってる女の身の上など知りたくもなかった


『…もぉ……もっと関心持ってよ!ハルは私のknightなんでしょ?』

「……ナイト?」

『…マンジローが言ってた。…マンジローはKingで……ハルは、私の事を守ってくれるknightだって』


(…マイキー…一体ベッドの中でどんな会話してんだ…)


『……ハルは、私のためなら何でもしてくれるって…マンジロー言ってたよ……これからよろしくね♪』


レイナはそう言うと
キラキラした瞳でオレを見て笑った







身体目当ての遊びの女として囲っているだけかと思っていたが
その認識は大いに違っていた


梵天の王はレイナを寵愛した


週に2、3回部屋を訪れては
2人きりで時間を過ごす

彼女に様々な物を買い与え
生活は何不自由ないように思えた



オレはと言えば
彼女が欲しがる物の調達や食料、生活必需品などを毎日届けるのが仕事だった

ついでに健康観察や退屈しのぎの話し相手までやらされる始末


(……何がナイトだ……ただの世話焼きババァじゃねーか…)


仕事内容に不満はありながらも
彼女と時間を過ごし言葉を交わすうちに
始めの頃のような心の壁はだんだんと低くなっていった







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