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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第7章 東京卍リベンジャーズ・三途春千夜




その時
明るい声が聞こえた


『わぁぁ〜♪私の好きなものばっかり‼︎』

「…………………は?」

『…ここのデリのバケットサンドとこのナッツ入りのサラダ、大〜好き♡ドレッシングもコレが1番美味しいんだよね♡…こっちのケーキ屋さんのプリンも〜♡全部私が大好きなやつだよ⁇』

「……ぁ…………そぉ……」

『すごいよハル!どうして分かったの?』


興奮した勢いのまま早口でまくし立てられ
何と返事したらいいか分からなかった


「…………………ハル……?」


回らない頭で
引っかかった言葉を無意識に繰り返す


『…マンジローから名前聞いたの。ハルチヨっていうんでしょ?…だからハル。……私のことは、レイナって呼んでね♪』


(…………は…?……………へ…⁇………………え⁇⁇)


未だ状況を理解できないでいるオレに
彼女は続けた


『……ハルも朝ごはんまだでしょ?……コーヒー入れ直すから一緒に食べよ〜よ♪』








ダイニングテーブルなんて気の利いたものは揃えていないこの部屋で
オレたちはソファに向かい合って朝食をとった


『ご馳走さまでした♪美味しかったぁ♡』

「……」

『……さて……お楽しみのデザート〜♪』


レイナはいそいそとキッチンへ行くと
冷蔵庫を開け、プリンの入った箱を手に戻ってきた


『わーい美味しそ♡…ハイこれ。ハルの分ね…』

「……オレは甘いモンは食わねぇ…」

『……ぇ……でも2個入ってるよ?』

「……」

『…?…』

「…………ハァ………もしかしたらマイキーが食うかもと思ったんだよ………アンタ…そんなに好きならまた後で食え…」

『えーーいいの⁇嬉しい♪』

「……」


レイナはプリンをひとつ大切そうに箱に戻すと
冷蔵庫にしまいにいった






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