第7章 東京卍リベンジャーズ・三途春千夜
運転しながらココに電話して
梵天が所有しているマンションの中で今現在空いている部屋を聞く
「……そういうことなら…セキュリティを重視したこの部屋がいい…」
俺は
ココに指示されたマンションへ女を連れて行った
認証を使って部屋に入ると
センサーで廊下の電気がついた
「……正面のドアがリビングとキッチン……トイレはこのドア……風呂はここ……寝室はコッチだ……着るものと食料は後で届ける…」
『…ぇ……あの…』
「…あ?」
『…ここは?』
「……ウチの首領が、囲った女を置いておくための部屋だ……アンタには今日からここで暮らしてもらう…」
本当は
マイキーにそんな趣味はない
ここは始末する前の人質を一定期間監禁しておくためのマンションだった
けれど
どういうワケか口が勝手に動いていた
「…ドアのロックは内側からも勝手に開けられなくなってる……もちろん窓も開かない……ここは最上階…下のフロアまで全部ウチが借り切ってるから…騒いで助けを呼ぼうなんて無駄なことは考えんなよ」
『……』
「……ま、この部屋の中ではアンタは自由だ……最初は窮屈だがすぐ慣れる…」
『……ゃ…』
「……」
『…嫌よそんなの…家に帰して!』
「…それはできねぇ」
オレはホルスターから拳銃を取り出し
銃口を真っ直ぐに女へ向けた