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~セーラー服と銀八先生~ 銀魂3Z沿い小説

第12章 【第八講】発売から随分経ってるから(略)作品がわからない


 いっちょ掃除を始めようと意気込んだが、デスク周りに散乱した週刊誌に目を奪われた。
 気になる。なぜか、とても、気になる。だが、掃除をしなければならない。
 雑誌を山積みにし、紐で括る――その前に、ちょっとだけ読もう。
 そう思ってしまったら一巻の終わり。次の号、次の号と、終わるまでやめられないのが連載作品。

 銀八と共にジャンプ読書会を開催していた所に、校長と教頭がやって来た。

「読み終わらなければ、処分できませんから。まずは、一番場所を取っているジャンプを読んで片付ける、話はそれからです」

 一理あるようなないような、○○の言い分。

「まァ、よい。とっとと読んで、とっとと片付けてたもれ」

 銀八の場合は「やっぱり面白いから処分できねーや」と、現状が何も変わらないことも大いにある。
 その点、○○ならば信頼はおける。
 3Zという変人だらけのクラスにいながら、学年トップクラスの成績を誇っている○○は、銀八と違って校長の覚えもいい。
 多少、変人と思われてはいるが。
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