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~セーラー服と銀八先生~ 銀魂3Z沿い小説

第12章 【第八講】発売から随分経ってるから(略)作品がわからない


「□□君か。銀八先生と一緒になって、君まで何をやっとるんだね!」
「大掃除です」
「うん、触角引っ張られて耳の調子が悪くなったかも。もっかい言ってくれる?」
「大掃除です」
「うん、耳じゃなかった。君等の頭が悪かった」

 プリプリと、ハタは頬を膨らませて怒っている。
 無論、可愛くはない。

「皆が(たぶん)大掃除に精を出しているというのに、優等生の君は持ち場を離れて何をしておるのかね」
「離れてないです。ここが持ち場なんだってばよ」
「校長にタメ口って、どゆこと? つーか、読んでる漫画に引っ張られてんだろ」

 ○○が銀八から割り振られたのは、職員室の銀八のデスクの整理整頓。
 そんな所、己で掃除しいやと、岩下●麻姐さんの如く啖呵を切ろうと思ったが、銀八のデスク周りの汚さは校内でも有名。
 授業の際に「資料が見つからなかった」や「教科書忘れたから取りに戻る」や「やっぱ見つかんねーから今日は自習な」は日常茶飯事。
 削られがちな授業時間をこの際、改善してやろうと、○○は職員室へと乗り込んできた。
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