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あなたなら誰を選びますか

第9章 宮侑


貴方side

やっぱり好きな人とのデートは楽しみで

はやく会いたくて

少し早めに家を出た

侑はきっと遅れてくるのに

早く来ることはないとわかってるのに

早くに家を出た

いつもは部活があるから

なかなかできないメイクもしておしゃれもした

いつもと違うアイシャドウなの気づいてくれるかな

くれるわけないか、私のメイクなんて数回しか見たことないのに

気づくはずがない

わかってる、わかってるけど

好きな人に、彼氏に、可愛いって思ってもらいたくて

とびきりおしゃれした

ってプライベートで会う時は毎回おしゃれはしてるんだけど

いつも以上に頑張ったの!

待ち合わせ場所に到着すると金髪で背の高い男の姿があった

「めっちゃかっこええな」

「わかるわ〜かっこええよな〜」

やっぱり侑はカッコいいんだ

私が隣にいていいのかな

少し不安が私を暗くする

“俺がゆいなを認めたる”

不意にその言葉を思い出した

すると少し気持ちも楽になって

重たかった足を持ち上げて侑の方へ歩き始めた

するとすぐに気づいて私の方に近づいてきた

「ゆいな!おはようさん!」

「おはよう、侑。待たせちゃってごめんね」

「俺も今来たところやで!」

「本当?ならよかった」

「おん!ゆいななんか前よりかわええな、目の色がちゃうんか?」

「わかるの?最後に見たの結構前なのに、、」

「俺をなんやと思ってるん?ゆいなのことならなんでもわかるわ!今日のためにいつもより可愛くしてくれたん?」

「ふふ、そうなの。侑に可愛いって思ってもらいたくて頑張っちゃった」

「ごっつうれしいわぁ、ゆいなはほんまかわええな、世界一べっぴんさんやで」

「大袈裟だよ、侑もカッコいいよ」

「ほんま?嬉しいわ!俺もゆいなにカッコええって思われたかってん」

「侑はいつもかっこいいよ?」

「はぁーーー超好きや、なぁ手繋いでもええ?」

「うん、いいよ」

バレてしまうのを気にして手を繋ぐのですら確認してくれる

約束を守ろうとしてくれるところすっごく好きだな
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