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あなたなら誰を選びますか

第9章 宮侑


デートはすごく楽しくて

「ゆいな、こっち向いてや」

「え?あ、」

カシャッとシャッター音がなる

「ねぇ可愛く撮ってよ〜、てか2人で撮ろうよ」

たくさん写真撮ったり

「わぁ!可愛い」

「似合いそうやん」

「ほんと?でもこっちの色も捨てがたい」

「んー俺はこっち派やな」

「じゃあこっちにしよっかな」

お買い物をした

「久しぶりだね、こんなに遊んだの」

「やな!楽しかったわ」

「うん、誘ってくれてありがとう」

「また行こうな!」

「うん!」

「そういえば、俺から赤羽くんに言うとこうか?」

「ううん。カルマが私から直接聞きたいって言ってるから、会えるまで待つことにした、侑は何も気にしないで」

「ええけど…ほんまに大丈夫なん?」

「大丈夫だよ。侑は何も考えずに私の彼氏でいてください」

彼氏という言葉が嬉しいのか

目をキラキラさせて

耳と尻尾をはやして嬉しそうな顔をする

「まかせてや!!彼氏として!!」

「はいはいもういいから」

可愛いからそういうところも好きなんだけどね

すぐ調子乗るからこういうことは内緒にしておこっと

インターハイを終えて私たちは春高優勝候補になるまで上りつめた

夏休みは合宿があったりと

あれ以降お互いの予定が合う日は少なくて

なかなかデートする時間はなかったけど

毎日のように顔合わせてるしなんも不安とかないけどね

冬にもなると侑には嬉しい話が来た

「全日本ユース強化合宿」

将来ユースで活躍するだろう人たちが集まる合宿

「やったじゃん!!もっと強くなれるよ!!」

「12月25日…やんか…嬉しいけど…25日…」

「なんかあるの?」

「クリスマスやんか!デートしたかってん!」

「そんなの当日じゃなくてもいいじゃん、ちゃんと仲良くするんだよ!喧嘩はダメだよ」

「わかってるわそんくらい!」

「侑は心配よな」

「だいぶ心配ですよね」

みんなと仲良くできるかな

不安を抱えながらみんなで送り出した

「人格ポンコツやからなぁ」

「ふふ帰って来た時どのくらい成長してるか楽しみだね」

「そうや!今日角名と銀とクリパすんねん!ゆいなも来るやんな?」

「部活あるよ?」

「終わってからや!ツムもおらんしひまやろ?」

「まぁ」

「ならええやん!ツムに写真送りつけたろ」
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