第10章 宮治
貴方side
「私も治が好きだよ」
「ほ、ほんまか?」
「嘘つかないよ、なんでも美味しそうに食べて一生懸命でかっこいい治だから好きになったんだよ」
笑うと治は私を持ち上げて抱きしめてクルッと回る
「うわっびっくりした!!!」
「嬉しいんや、ゆいなも俺のこと好きなんやろ?」
「好きだよ、?」
「俺もや!」
犬のように喜んで抱きしめる姿にまで愛おしく感じる。こんな大型の犬がいてたまるかって思っちゃうけどそれ以上にかわいさがやばい
「そ、そろそろ離してくれないかな、?」
「いやや」
「んーそんな駄々こねないで、ね?」
「…帰りは一緒におってな…?」
「うん、わかった。一緒に帰ろうね」
「2人でやからな!」
「うん、2人で帰ろうね」
「約束やで」
「約束ね」
小指を絡めた
治のその嬉しそうな顔見たら嘘もつけないしこんなことしなくても一緒に帰るんだけどね