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あなたなら誰を選びますか

第9章 宮侑


侑side

たまたまアランくんらと会ったから一緒に学校に行った

「北はもう来とるんやろなぁ」

「アイツ早いもんな〜」

「そういや今日ゆいなおらんな」

「いつも約束してるわけや無いですし」

「ツム昨日一緒に帰ったんやろ?なんで誘わんかっ…お前どうしたん?めっちゃブサイクやん」

「っるさいわ!ブサイクちゃうし!!」

ゆいなの涙の意味が分からんねん

「朝からお前ら喧嘩すんなや、中に信介おるで怒ら……」

大耳さんが開けようとした瞬間

勢いよくドアが開いた

「うおっ」

「す、すみません!じゃあまたあとで!!」

ゆいなが飛び出してきたんや

「なんやゆいなもうおったんか…ってあのタオル…」

「信介のちゃうか?」

北さんのタオル…?

えっなんでゆいなが持っとるん?

「おう、お前らおはようさん」

「はよー、ってお前ゆいながお前のタオル…」

「あー貸したんや。そしたら洗って返すって聞かんかってん」

「なんかあったんか?」

「まぁ大したことちゃうで」

イラッ

別にええけど!!ええけど!!

なんなん…ほんと…よぉわからんわ

「なんやゆいなとええ感じなんか?」

は?ゆいなは北さんが好きなん?

やから俺のこと嫌い言うたん?

乗り換え早すぎやろ

なんなん自分

「ゆいなが入学する前から信介は仲良かったもんなぁ」

「きった…さん…ゆいなと知り合いやったんですか…?」

「ちゃうで、ゆいなが平日の放課後に担任と一緒に学校に見学来てた時にバレー部に来たんや、そん時に仲良うさせてもらったんや」

「ゆいなの目キラキラしとったよな!」

「懐かしいなぁもう3年くらい前のことやろ?」

思わず大きな声で話してしまった

「すっ!!好きなんですか、ゆいなのこと…」

きょとんとした顔で

「誰が?」

「き、北さん…とか…皆が…」

すると

「「「あっはっはっ」」」

「侑、何言うとん、マネが好きなのはみんなやろ」

「そ、そうやなくて!!」

ほんまこの人らは鈍感過ぎんねん

今日はゆいなの顔見たないわ
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