第9章 宮侑
次の日
いつも通り朝練がある
私は家を早めに出た
いつもの時間だと会ってしまうから
寮生活組に会いたくないから早めに家を出た
⚠︎2年生は全員寮生活という設定です
更衣室のロッカーに自分の荷物を入れた
他の部活のマネージャーと共同なので
すぐに更衣室を出て
昨日ユニフォームを部員のロッカーに入れるのを忘れてたので
部室にはいると
「ゆいなか?」
「北さん!は、早いですね」
「ゆいなも今日は早いなぁ。いつも2年と来るのに珍しいな」
「き、昨日の仕事が終わってなくて…」
「そか、大丈夫か?」
「え?なにがですか、?」
「目、赤いで」
「ほ、ほんとですか?どうしたんだろ〜」
「ゆいな」
いつもより少し大きな声だったから
思わずビクッとしてしまった
「はぁ…別に無理して言わせたいわけちゃうねん。ただ誤魔化すんはやめえや」
「はい…」
「傷つくんは自分だけやないで」
「え…?」
「部員はゆいなのことをよぉ懐いとる。そんな顔で会ってみ、心配でたまらんやろな」
「す、すみません…」
「謝ってほしいちゃうで、頼ってほしいんや。部活できついことあるんならサポートも配慮もするで、他の事で悩んどるなら相談にだって乗ったるねん。1人で抱え込むなっちゅー話や」
「北さん…」
「そんな顔でアイツらに会えへんやろ、これで目冷やしや」
濡れたタオルを渡された
「でも…」
「ええから、まだアイツらも来んわ。遠慮せずに冷やしや」
「はい…ありがとうございます」
しばらく冷やしていたら
足音とか声が聞こえてきた
その中に侑の声も聞こえて
「すみません、もうそろそろ私行きます!まだやらなきゃいけないことあるので、タオル洗って返します!」
「ええよそんくらい」
「いえ!洗います!!じゃあまた部活始まる時間に!!」
「お、おん…?」
部室を勢いよく飛びでた
「うおっ!!」
「す、すみません!!じゃあまたあとで!!」