第1章 始まり
いつの間にか朝になっていて
私たちは卒業式を前に暗殺教室を卒業した
卒業式は近くの公民館で行われた
式が終わるとマスコミが私たちE組を狙ってきた
そこへ浅野率いるA組が私たちをバスまで連れて行ってくれた
浅野はなんだかんだ2年間同じクラスだったことでお世話になった
「…ありがとう、1年の時も2年の時もいっぱいお世話になったね」
「本当にな、君には参ってたよ。でもまた君の笑顔が見れてよかった」
「浅野も成長したね、これから頑張ってね」
「あぁ、またなんかあれば話くらいは聞いてやる」
「うん、頼りにしてるよ浅野学秀」
バスの中で私はひらひら舞い落ちる桜を見てほんのり涙が出る
あんなにバチバチしていたAとE
なんだかんだ最後は助けてくれるAがいて
私は本当にいろんな人に助けられてること思い知った
これで私の中学校生活も幕を閉じた