第1章 始まり
私たちは殺せんせーに会うことができた
「西野ゆいなさん」
「はいっ、1年間ありがとうございましたっ」
私たちは殺せんせーを殺した
殺せんせーをおさえた手の隙間から光が宙にまっていく
E組全員涙を流した
「うあぁぁ…せんせっぇ…」
あのカルマや寺坂達も涙を流した
みんなみんな別れを悲しんだ
もっとあなたと一緒に過ごしたかった
もっとあなたの元で学びたかった
そんな思いが私たちの胸を締め付けた
別れはいつかくるもの
わかっていた
それでも痛くて痛くてたまらなかった
私たちはなにか残っていないかと教室へ行った
教室には分厚いアドバイスバックとアルバムが置いてあった
私たちはアドバイスブックを読みながらまた涙を流すけど
くどいしうざくなってきて
いつの間にか眠っていた