• テキストサイズ

あなたなら誰を選びますか

第9章 宮侑


振った振られた関係でも何も変わらなかった

「なぁゆいな!聞いてや!!サムがな!!」

いつも通り

「はぁ?お前が悪いんやろが」

「ゆいなはどう思う?サムが悪いやんな!」

「喧嘩に私を毎回巻き込まないでよ、ていうか侑は課題終わったの?」

「課題?そんなんあったかいな」

「俺は昨日連絡したで」

「そういや、なんか来とったわ」

「侑、教えてあげるからやるよ、ノート開いて」

「ほんまにやるん?」

「部活参加禁止にさせられたくないならやりなさい」

ほんまいつも通りすぎて怖いわ

ゆいなも侑好きなような素振りは見せへんし

ツムはバレバレなんやけどね

そもそもゆいなの言っとる過激なファンって誰やねん

部活でも何事もなかったかのようにしとるし

気にしとるんは俺と角名と銀だけなんか?

ツムもゆいなも気にしてないんか?

「なぁツム」

「なんや?」

「ゆいなのことどうするん?」

「付き合うに決まってんやろ、両想いなんやぞ!諦めるわけないやん!」

「ほぉーん」

「なんや」

「ゆいなは侑くんと付き合う気はない言うてたからなあーって」

「お前まさか理由聞いたんか?!」

「どうやろなー」

諦めんって言葉に俺も少し安心したんか

いつも通りツムをいじった

「このブタ!教えろや!!」

「ブタはお前やろが!!」
/ 118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp