第8章 赤羽業
貴方side
高校を卒業して私は東京の大学に行くことに決めた
大学は違うけどカルマと同棲を始めた
バレーの試合を見に行くし普通にみんなで仲良く遊ぶくらい
高校の仲間とはまだ仲がいい
E組のみんなとも定期的に会ってるし校舎の手入れにも参加している
なにか変わったことといえばカルマもついてくるようになった
「久しぶり!みんな!!」
「おー!ゆいな久しぶりやなぁ」
「赤羽くんも久しぶりやな」
「相変わらずラブラブやな」
「そんなことないって!一昨日も喧嘩したばっか」
「今度はなんで喧嘩したの?」
「ゆいなのわがまま」
「いやいや、カルマの過保護」
バミバチッとまたピリつく
「ゆいなはさぁ危機感がないんだよ」
「カルマはさ過保護すぎるんだよ」
「まだ言うかこのバカ」
「そっちこそ根にもたないでよね」
なんて話してると
「相変わらずやなぁ」
「そういやゆいなは進路決めたん?」
「そういえばずっと決まってなかったね、決まった?」
「うん、ウェディングプランナーになりたいなって」
「ウェディングプランナーかぁなんか意外やなぁ」
「なんか素敵じゃない?幸せを見届ける仕事って」
「せやなぁ」
「カルマが色々考えてくれてさ」
「そーそーもし辞めたくなったら辞めればいいしね、俺がゆいなを養えばいいし」
「だから挑戦しよっかなって」
「ええと思う!」
「侑と角名はプロかぁ…さすがだね。銀も治もなんかぽい職種だったしいいね、みんなで頑張ろうね」
「おん、そや、ゆいな」
「ん?」
「赤羽くんとの結婚式の時俺もちょっと料理作りたいわ」
「でも治はあれじゃんおにぎり…」
「あほか、おにぎり以外も作れるっちゅーねん。でもおにぎりええと思うんやけど」
「ははいいじゃんおにぎり、俺らの結婚式最高になりそうじゃん」
「そうだね、私たちっぽいって言えばぽいね!」
なんてゆいなの話をして数年後
私たちは本当に実現させた