第4章 文武両道
全員が駅に集まったのを確認して
カルマのお母さんが来るのを待っていた
「ゆいなちゃん!」
「あっ!カルママ!!」
ぎゅっとハグをして挨拶を交わした
「見ないうちに可愛くなって〜!別れてから全然ゆいなちゃんの話してくれないしゆいなちゃんも会いにきてくれないし寂しかったわよ」
「とか言ってインドにいたんでしょ〜」
「あら!バレた?でもちゃんと日本でも仕事してるのよ〜今日は友達の結婚式だったんだけどね」
「あ、そうなの?ごめんなさい!東京に連れて行ってもらうなんて」
「いいのよ〜お父さんは置いてきたから早く帰らなきゃいけなかったし、帰りも送って行ってあげるから遠慮しないでちょうだい、ゆいなちゃんは娘みたいなもんなんだから」
「カルママ〜」
「それに、ゆいなちゃんの恋バナとかも聞きたいし?カルマとの馴れ初めとかさ」
「カルママぁそれは趣味悪いよ〜」
「何でよ〜イケメン4人いるんだから気になるじゃない」
「あっそっか!待って紹介するね、右から侑、治、角名、銀」
「はじめまして、赤羽業の母です。東京に着くまでは勉強しなくてもいいわよ、車の中くらいゆっくり過ごしなさい」
「カルマってあのカルマなん?」
「そう、赤髪の」
「似てるっちゃ似てるけど……」
「性格あんまり似てないでしょ、似てないようで似てるよカルマと」
車の中に乗り込んでさっそく出発した
「そういえばみんな夜ご飯食べた?」
「風呂ははいったんですけどご飯までは…」
「ならよかった、食べ盛りでしょ?お菓子とかその袋にも入ってるし食べていいわよ〜、何が好きかわからなかったから適当に買っちゃったからコンビニもあとで寄ろっか」
「「「「ありがとうございます!」」」」
「1人やばいくらい食べるよ」
「そのくらいがいいのよ、カルマなんて全然食べないし」
「煮オレはずっと飲んでるのにね」
「ほんともっと食べさせたいのに食べてくれないのよ、のくせに筋肉ついててムカつくわよね〜」
「カルマって努力人には見せない人だもんね」
「そーなの、ほんとバカよね、素直になかなかならないし」
カルマの愚痴大会が始まったのは言うまでもない