第4章 文武両道
「ほなお前ら今日から東京やったな」
「は、はい…」
「そこまでやってもらえるんや、無駄な時間にするんやないぞ」
「わ、わかってます!」
「来年からは先輩になるんやし多少はできんとな」
「ゆいな頼んだで」
「はい!東京に高校3年間の勉強頭に叩き込んでる人たちたくさんいるんで確実に上げさせていただきます」
「3年間…恐ろしいなぁ」
「超生物に鍛えられましたから!3日間で基礎くらいはこの双子に身に付けさせます!」
「おん、あと2人はどうなん?」
「2人は赤点回避は確実です。私の集めたメンバーから見ると確実に回避できます。ちゃんとやれば」
「そうか、なら期待しとくで、角名、銀」
「「は、はい!」」
「学生の本分は勉強や。バレーだけできるじゃあかんのや。ちゃんと基礎くらいは身につけとき。勉強できて損することはないんやから」
北さんってバレーが特別上手いわけじゃないけど
基礎は確実に掴めている
こんな化け物達に囲まれてたら埋もれちゃうけど
北さんはほんとはすごい人
化け物達がいなけりゃ実力は目立ってた
成績も上位で赤点ってなに?レベルだし
これぞ文武両道ってやつだよね
4人も北さんの姿見習ってほしい