第2章 双子
次の日
休み時間にまたあの似た男の子がやってきた
「昨日自己紹介してへんかったで一応な!俺は宮侑や!こいつと双子な」
「やから俺らのこと下の名前で呼んでくれへん?」
「わかった!治くんと侑くんね。じゃあ一応私も、百瀬ゆいな、私も下の名前で呼んでくれると嬉しいな」
苗字なんてどうせすぐ変わっちゃうしね
「了解や!てか標準語やんな!どこの人なん?」
「それ俺も思ったわ」
「やろ!で、どこなん?」
「東京だよ」
「「東京ー!!」」
2人は目を輝かせて
「都会や〜」
「うまいもんがたくさんあるやんええな」
反応が可愛いんだけど
その日の帰り私は入部届を排球部へ持って行った
すると
「あー!ゆいなやん!」
「ほんとやん、どうしたん?」
「あ、2人とも、さっきぶりだね!マネージャーの入部届提出しにきたの」
「えー!!!ゆいなマネやるん?」
「うん、そうだよ」
「俺らもマネやないけど選手としてはいんねん同じやな」
「えっ!そうだったの?偶然だね!じゃあ一緒に頑張ろうね!」
「おうゆいなか、よぉきたな」
「あ、お疲れ様です!これ提出しにきました」
「おんおん、期待しとるで」
「はいっ!」
「なあなあゆいな、一緒に帰ろうや!」
「あれやろ?まだこの街のことよぉしらんのやろ?案内したるわ!」
「いいの?じゃあお言葉に甘えようかな」
これを機に私は双子と仲良くなった