第2章 双子
入学式が終わって
私は帰る支度をしていた
「なあなあ」
「え?」
「ええもんもってるやん」
「あ、これ?食べる?」
「ええの?」
「うん、宮くんお腹空いてたの?」
「おん、腹減ってんねん」
「あんまりお腹にたまらないと思うけど」
私は宮くんの分取り出そうとすると
「サーム!!何やってんねん!早よ帰ろうや!!」
そっくりな男の子が現れた
うわぁそっくり
「お前いちいちうるさいねん」
でもなんか似てるようで似てないんだ
なんか面白くて
私は宮くんの分と宮くんにそっくりな人の分あめ玉を取り出して
あめ玉を渡した
「君もどーぞ」
「あ、ありがとう」
「じゃあ宮くんまた明日」
「おん、また明日な」
「誰かわからんけどまたな〜」