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あなたなら誰を選びますか

第9章 宮侑


貴方side

キス以上のことは高校生のうちは一切しなくて

大学生になると私は一人暮らしで侑はMSBYの寮へ入った

高校卒業と同時にプロ入りって本当にすごいと思う

私は栄養士の資格を取るために勉強中

そんな彼は時々私のお家に遊びに来る

そういう時は手作りのご飯を作って待つ

「ゆいな!!」

「おかえり、侑」

「会いたかったで〜!!」

「ふふ、私も会いたかったよ」

合鍵を渡しているので入ってきてすぐに私を抱きしめてくれる

「ええ匂いする!!」

「本当に?嬉しい」

「かわええ!!ゆいなほんまにかわええ〜」

毎回こんな感じで大型犬を飼ってるみたいなの

「はいはい、あ、そういえばMSBYのインスタ見たよ!かっこよかったよ!」

「ほんま?嬉しいわ!!」

仲良さそうだったし安心したなぁ

「うん、今日もお疲れ様。さあ手洗っておいで。ご飯もうすぐできるから」

「おん!!」

そういえば侑と喧嘩付き合う前以来してないや

料理を机に運んで

ジーッと侑を見つめる

「?なんや?」

「私に直してほしいところとかある?」

「ないで」

「ちょっとしたことでもいいよ、なんかない?ムカつくこと」

「ないで」

「何かひとつはあるでしょ」

「ないに決まってるやんか、なんや急に」

「喧嘩してないなーって思って」

「そういえばそうやなぁ…ゆいなが可愛すぎるもんで喧嘩なんてできひんのやろな」

「意味わかんない」

「これからも仲良うしてな」

「…当たり前じゃんか」

ニカッと笑う顔にドキッとして

これ何回目の会話だろう

会うと毎回する会話にすこし呆れたりもする
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