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あなたなら誰を選びますか

第9章 宮侑


部活終わりに寮にお邪魔してクリスマスパーティーという名の

食い倒れ会みたいなのが始まった

「相変わらずよく食べるね」

「ゆいなも食べやーよ」

「もうお腹いっぱいだよ、あとは3人が食べなよ」

「え、もうお腹いっぱいなん?」

「少食やな」

「俺らが食うだけじゃない?」

「よくそれで太らないね、、」

本当に不思議

筋肉で引き締まってる体だもんな

「その分動いてるしなぁ」

「角名はわりと少食やで」

「ぽいね〜」

「あ、」

「どうしたん?」

「侑からすっごい着信きてるわ」

「今写真送ったばっかやで」

電話に出ると

「なぁぁに楽しんでんねん!!俺も仲間に入れろや!!」

「お前合宿やろが」

「うるさいねん!あとサム!お前距離近すぎんで!!」

「知らんわ」

寂しがりやなんだなぁ

「お前ら帰ったら覚えとけや」

「合宿頑張ってね」

侑side

「なんやサム寂しかったんやな〜」

あんなけ強がりながらもやっぱし俺がおらんと…って

「はあああああああ!?」

写真とクリパと一言

俺はすぐにゆいなに連絡した

どうせ話すならゆいながええやん

ゆいなはすぐに出ない

何度も何度もかけた

やっと出たと思えばサムが出るし

俺はゆいなの声が聞きたいんや!!

「合宿頑張ってね」

最後にそう聞こえたんは間違いやない

「今!!」

ツーツー

切られてもうた

でもにやけが止まらんわ

「ほんまあかんわぁ」

「宮さん、どうしたんですかそんなところでうずくまっ…まさか体調が!!」

「あほ、んなわけないやろが!」

「じゃあどうしたんですか」

「嬉しいことがあったんや、飛雄くんにはまだわからんかもなぁ」

「言ってみないとわからないじゃないですか」

「どうやろね、それよりちょっと練習付き合うてくれへん?」

「はいっ!」

トゲトゲしい印象やったけどバレーになるとこんなに変わるんやな

キラキラしとるわ

でも

プレーは大分おりこうさんやなぁ

そんなんやったら俺には勝てへんで
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