第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
ジャミル『。一応この帽子を被っていろ。ここがどこだか分からない以上、お前の正体は隠しておいた方がいい』
『ん..ありがと。ジャミさんもカッコいいね』
ジャミル『見知らぬ土地に飛ばされたっていうのに、呑気だなお前は』
アズール『まったくもってその通りですね。警戒心の高い貴女なら、もっとヒリついていそうですが..』
『みんながいるから..だからあんまり怖くないよ』
そう言って身を寄せてくるを優しく抱きしめると、ほのかに香る匂いにホッと息を吐いた
ジェイド『良かった。もし慌てふためいているなら、落ち着かせないといけないところでした』
『心配してくれてありがと。ジェイさんもお洋服かっこいいね。髪もいつもと違ってる』
ジェイド『お褒めいただき、ありがとうございます。貴女もよくお似合いですよ』
マレウス『、ユウ。お前たちもここに飛ばされていたのか。どこも怪我はしていないな?』
こちらの姿に気づき早足で近づいてきたマレウスに、は顔をパアッと明るくさせアズールからマレウスの腕へと身を移した
ユウ『僕らはなんともないよ』
『ツノ太郎も一緒だったんだ..良かった』
マレウス『何もないようで安心したぞ。まあ例え遠くに飛ばされていたとしても、すぐに見つけてやるがな』
『優しいね、ありがと』
セベク『こら、。若様にそうやってすぐ甘えるな。無礼だぞ』
マレウス『いい。僕もを抱きしめてやりたかったところだ』
セベク『そ、そうでしたか...』
『セベクも無事で良かった。その服、いつもと違ってカッコいいね。いつもちゃんとしてるセベクに似合う』
セベク『ばっ..!こ、こんな状況で何を言い出すんだお前は!少しは危機感を持て!』