第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
マレウス『..ここはどこだ?』
ヴィル『はっ!..よかった、体のどこも擦りむいてないわ』
エペル『ううー..頭が痛い。くらくらする..』
アズール『なんだか薄暗いですね..もう夜?でまさっきまで昼だったような..』
トレイ『俺達は麓の街で..あれ?なにをしていたんだったか』
ジェイド『たしか、グリムくんがおかしな本を開いたような..』
リドル『変な光に包まれて..そこからどうもよう思い出せない』
イデア『えっ?拙者、どうしてここに?』
セベク『ううっ..若様..ご無事ですか..!』
ジャミル『カリム!..いないのか?』
レオナ『毛玉ぁ..てめぇ、丸焼きにして食っちまうぞ!』
グルルと唸り声を鳴らしながら、最後に目覚めたレオナは勝手に本を開いたグリムを睨みつける
残りの二人も殺気を向ける中、全員あることに気づき一瞬にしてグリムへの処遇どころではなくなった
『『『なんだその格好!?』』』
気絶する前に纏っていたはずの制服がシックなスーツへと変わり全員互いの姿に声を上げた
ユウ『は?その服どうしたんですか!?』
レオナ『お前、自分の格好見てそれ言ってんのか?』
セベク『その奇妙なツギハギのスーツは一体..って僕も着替えている!?』
グリム『オマエら全員、急にそんなかっこいい服着てどうしちまったんだゾ..ん?』
ふわっと触れた襟に気づき手で振り払うも取れず、自分の格好が見えず戸惑いながらユウたちに投げかける
グリム『オレ様今どうなってる!?』
ユウ『かっこいいことになってるよ』
グリム『なるほど..いつも通りってことだな!?』
『わわ..すごい。みんな綺麗でカッコいい』
ユウ『も服が変わってるよ』
『え?ぁ..ほんとだ』
袖やスカートを見てみると、ヴィルたち同様シックな上着を羽織り、スカートはいつもの制服ではなくツギハギ模様が施されていた
『..可愛い?』
ユウ『めちゃくちゃ可愛い(真顔)』
『良かった。ユウはカッコいいよ』