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ただ、イチャつきたいだけ

第10章 中学生9




鈍い音が響く

「………えっ?!痛っーーーーい!!!」

いきなり圭介が頭突きをしてきたのだ

「え?!すっごい痛いんだけど?!私頭から血出てない?!
なんでこんな嫌がらせする…………はっ?!」

そこには床に倒れ込んで頭から血が出てる圭介

「ちょっ!え、どうしたの?!圭介?!」

えーーーっと…こう言う時は先生!先生を呼ぼう
頭打った時は動かさない方がいいんだっけ?!
とりあえず急いで先生を…


ーーーーガラッ

「っ!!!!先生!!」

ドラ「いや…先生じゃねーけど…って場地どうした?!」

「私と頭ぶつかって倒れちゃったーー泣」

ドラ「ん?こいつ身体熱くねぇか…?」

「………ほんとだ。これ熱あるよね?ヤバい位熱いよ?!」

ドラ「先生呼んでくるから待っとけ」

目にも止まらぬスピードで先生を呼びにいったドラケン
足早いなぁなんて呑気な事わわ少し考えてしまい
今考えるべきはそんな事じゃない!っと頭を振る

先生「大丈夫っ!?」
慌てて先生が入ってくる

先生「龍宮寺くんだっけ?君ベット運ぶの手伝って!」

先生とドラケンが運びベットへ寝かされる場地

先生「…ありがとう。って!あなたも頭から血出てるじゃない?
見せてみて?」

先生「…???これ、あなたの血じゃないわね。
赤くなってるから冷やしておけば大丈夫かな」
そう言われタオルに包まれた保冷剤を渡された

ドラ「場地がケガしてりこが血出てねぇって…りこどんだけ石頭なんだよ(笑)」

「いや、私も相当痛いよ?」誰が石頭だ

先生「場地くん、結構熱あるわね〜…
これじゃ授業も無理だし親御さんに連絡してくるね
貴方達も早く授業に戻りなさい」

2人でとぼとぼ教室に向かう

ドラ「場地と話できたか?って言っても、あんな高熱じゃまともに話できないだろうけど」

「できたような…出来なかったような…でも、圭介の正直な気持ちは聞けたと思うよ」

ドラ「そっか。ならよかったよ」 

「そういや、ドラケンはどうして来たの?」

ドラ「2人で話したいっつーのは理解したんだが
場地が結構感情的になってたから少し心配でな。
まあ、来て良かったよ
場地倒れてもりこじゃ運ぶ事出来ないだろうし」

「うん。助かったよーほんとに…ありがとうね」




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