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ただ、イチャつきたいだけ

第10章 中学生9




ドラケン「場地もりこの従兄弟なんじゃ…?」

「ああ、圭介は母方の従兄弟ね」

三ツ谷「って事は、父方の従兄弟が灰谷兄弟ってことか?
でも、りこ苗字灰谷じゃねえーよな?」

「うー?…詳しくは知らないんだけど
私のお父さん婿養子ってやつらしいの。
だから母方の苗字名乗ってるわけ」

「んで、なんで3人とも竜胆も蘭ちゃんも知ってるの?
なんか、あの2人有名なの?
顔はよくて、よくスカウトの人に声かけられてたってのは
私もよく聞くから知ってるけど
結局事務所とかには入ってないんじゃなかったかな??」

ドラケン「あー。逆に灰谷兄弟が芸能人だったとしても
少なくとも俺らは興味ねーかな…」

マイキー「灰谷兄弟の事は直接2人から聞けばいいよ
俺らが知ってるってことは…りこでも察しはつくだろ?」

ドラケン「まあ…そうだな。俺らが言う必要はねぇ。
特にりこの身内って分かったなら尚更だな」

「そこまで言われると気になるなー…
よし、今から蘭ちゃんたちに会いに行こ!」

三ツ谷「いや!急すぎんだろ!
考えなしかよ!」

「え、だって従兄弟だもん。
連絡さき知ってる、蘭ちゃん達優しいから
いいよーって言ってくれると思うよ?」

マイキー「へー。灰谷兄弟ってりこには優しいんだ」

「んー…私がいくらワガママ言ったって
蘭ちゃんはニコニコしてるかな!
あ、でも竜胆は私と蘭ちゃんのわがままを背負ってた(笑)」

ドラケン「灰谷弟ストレス溜まるだろ(笑)」

「おっ!よく竜胆が弟って知ってたね?
やっぱり、何かしら有名なんだ〜…
オシャレだし、なんかいつも周りに人もいたし…
カリスマってやつなのかな?
一緒に歩いてるとお辞儀されたり挨拶してくる人多かったし」

心の中
ドラ三ツ『『いや、そこで気付けよーー!』』

マイキー「まあまあ。もうりこと灰谷兄弟が従兄弟ってのは
分かったから…
これからどうする?
さっき言ってた続きでもしちゃう?」

「さっき言ってた…?」

マイキー「りこの俺だけが知るギャップと
俺のほっぺ触るより気持ちいこと♡」


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