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ただ、イチャつきたいだけ

第10章 中学生9




「え?」

場地「俺はりこのガキの頃からずっと知ってる
最近好きって気付いた俺に資格はないかもしれねぇが
一番近い存在は俺だと思ってた…
なのに、いつの間にか途中から来た男の我儘で薬盛って
初めて奪った三ツ谷が許せねー…」

三ツ谷「許してもらおうなんて思ってねぇ…
焼くなり煮るなり好きにしてくれてかまわねぇ」
真剣な眼差しでじっと場地を見つめる

「………圭介。」

場地「俺はりこも許してねーぞ。
何俺以外のやつにほいほいやられてんだよ」

「ちょっと2人で話そう……」

場地「分かった」

「ちょっと私圭介と2人で話したいから、悪いけど席外してくれる?」

三ツ谷「ああ、わかった」

マイ「場地〜2人きりだからってりこに変なことすんなよ」

ドラ「マイキー、今はそういう冗談言うタイミングじゃねーぞ」

3人は会話をしながら教室へ戻っていく
足音が遠ざかるのを確認して口を開く

場地「話ってなんだ?」

「私、さっきも言ったけどタカちゃんに初めてをあげたの、何の後悔もしてない。圭介が怒ってくれる気持ちは嬉しいよ…私の事とっても心配してくれて、想ってくれてるのが伝わるから…」

場地「じゃあ、何で三ツ谷を彼氏にしねーんだ?」

「…………え?」

場地「三ツ谷が初めてでいいなら、三ツ谷を彼氏にしたらいいだろ。
なのに、付き合いもしねー…
りこが誰かとヤッたってだけで気が狂いそうなのに
そいつがりこが選んだヤツじゃねーんだぞ?!
じゃあ、初めては俺でもよかったじゃないのか?
ガキの頃からずっと近くにいるのは俺だろ?」

ぐっと二の腕を掴まれる
多分圭介は無意識だろうけど、握る力が強い…

場地「なぁ、俺を選べよ…
俺ならどんなりこも受け入れる」

「痛いよ…ちょっと落ち着いて…痛いから離しっん…!!」

圭介からのかぶりつくような荒々しいキス

「…んんっ」

圭介の胸を押してもビクともしない

「………ぷはっ///」
しばらくして唇が解放される

場地「なぁ…俺を拒絶すんなよ…もっと…もっとりこを感じたい」

そう言って、また圭介の顔が近付いてくる
いつもの圭介と違う雰囲気にぎゅっと目を瞑る



ーーーーーゴンっ


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