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twst妄想垂れ流し置き場

第1章 ランウェイ☆パニック(レオヴィル)



次の日の朝
レオナは筋肉痛でベッドから動けずにいた
だが不思議と、靴擦れしたはずの足は痛くなかった

(チッ…ヴィルの奴、こんなになるまで俺様を扱きやがって…)

「レオナさーん、もう6時ッス。マジフトの朝練はじまるッスよー」
「…」
「アンタはまーた寝てるんスか!ほら起きて!」

ラギーが強引に布団を剥いでもグルル…と小さく唸るだけで
何もしてこないレオナに少々不信感を抱く

「どうしたんスか?具合でも悪いんスか?」
「…動けねぇ」
「え?」
「筋肉痛で動けねぇっつってんだよ!」

サバナクローのトップでマジフト部の部長でもあるレオナが
筋肉痛で動けないなど、ラギーにとっては前代未聞だった
どんなにフェアじゃない試合でも、苦境に立たされても
顔色ひとつ変えないで的確な指示を出すレオナであったのに
よほどの痛みである事が窺える

「ま、何があったか知らないッスけど、部員にはレオナさんは体調が悪いと言っておくッス。あ、夜食のサンドイッチ、食わないなら俺が食べるッスよー」

ラギーは一口でサンドイッチを頬張ると
レオナの部屋を後にして、マジフトの朝練へと向かった


ラギーが居なくなった自室で、レオナはもう一度眠りにつき
ちょうど昼休みの時間帯にお腹がすいて目が覚めた
まだラギーが昼食を持ってきていないため
なんとかベッドから起き上がり
這うようにサムがいる購買へと向かった




「Hey!小鬼ちゃん。お探しのものはなんだい?」
「…湿布と栄養ドリンク。あと昼飯」
「イン ストゥゥゥゥック!!!小鬼ちゃん、お遊びは程々にね☆」
「そんなんじゃねえよ」

サムの冗談をかわし、自室に戻ろうとすると
授業を終えたヴィルとすれ違う

「まぁ、無様ね。サバナクローの寮長が。」
「うるせえ。こうなったのはてめえのせいだろうが」
「これくらいの筋肉痛、アンタの治療魔法でならどうとでもなるでしょう?今日も特訓をするから…ってこら!待ちなさい!」


レオナが逃げた理由はヴィルのお説教ではなく
ルークの気配を感じたからだ
彼に捕まると容赦なく弱点の耳や尻尾を触られるため
そそくさとその場を後にした
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