• テキストサイズ

純愛こそ、呪い。〈 呪術廻戦 〉

第8章 碧い瞳に魅入られた。




メールで言われた場所に着いたら
既に五条がいた。

東京の夜空って星が見えないなんて
言うけど、すごく綺麗な夜空だった。


「寒くないすか?」

「大丈夫、それより何?夜這い?」

「はあ!?そんな事しねーし!
………でも、雪奈さん明日京都に
帰っちゃうから会いたかったのは本当」

「そう」


特に会話もなく2人で空を見る。
寒くない、とはいっても少し冷えて
反射的にくしゃみをしてしまった。


「っくしゅ」

「……………はあ?可愛すぎだろ。
俺の、嫌かもしんないけど羽織って。
マジで風邪引いちゃうから」

「ん、ありがと」


見た目でも大きい五条の羽織りは
やっぱり大きくて、暖かかった。


「………ん、ダメだ、羽織っても可愛い」

「凄い気持ちがいいくらい褒めてくれるね」

「俺は本心しか言いませーん」


第一印象は最悪だったけど
やっぱり話してみないとわからない魅力がある。
まんまとやられた感じ。


「……………付き合おうか、悟」

「………え?」

「聞こえなかった?付き合おうかって」

「いや、その、え?」

「自分から言ってきたくせに、いや?」

「いやじゃない!
ってか………その、名前………」

「呼んでみようかなって」

「………っは、サイコウ」

/ 114ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp