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純愛こそ、呪い。〈 呪術廻戦 〉

第8章 碧い瞳に魅入られた。




ニコっと笑う彼の顔は可愛かった。
年下ってだけで可愛いのもずるいな。


「………雪奈さん。
俺、たまに京都に行きますわ」

「たまに?毎日来てくれてもいいよ」

「鬼かよ」


ふざけた会話で笑い合うのが心地よかった。
その間にも、気づいたら手を繋ぎ
気づいたら、どちらからかは分からないが
キスをしていた。

さすがに遅いし、寒くなってきたので
解散したが、心が満たされた。


朝、起きて帰る支度をしていた。


「……雪奈、夜どこいったの?」

「バレてた?五条に会いに」

「はあ!?何もされなかった!?」

「何も。
あ、付き合う事になったからお祝いして」

「はあ!?」


朝から元気な歌姫を笑い、2人で
支度を終え、校舎をでる。

少しの間だったけど、濃い時間だったな。


「雪奈さん!」


大きな声で呼ばれた。
その先にはもちろん五条。


「毎日メールします!んで、京都に行ける時は
絶対行きます!待ってて下さい!」

「………あんた、敬語使えたのね」

「歌姫には使わねーよ」

「なんですって!?」

「…………悟、京都に来たら案内して
あげるから。とりあえず今度おいでよ」

「…!はい!」


きらきらと目を輝かせる五条を見て
告白の返事をして良かったと思った。

但し、帰る間歌姫は最高に機嫌が悪くて
話してもくれなかった。


end
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