第8章 碧い瞳に魅入られた。
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歌姫も御立腹。
正直、怒ると手がつけられないから
困ってしまうな。
「歌姫、機嫌直してって」
「これでも我慢してるわよ。
雪奈が告白受けてたら殴ってたわ」
「怖い怖い、可愛い顔が台無しだよ」
「う〜〜〜雪奈!本当に!
五条には騙されないで!ひどい奴だから!」
「分かった分かった」
話をしている間にご飯ができたみたいで
それをよそって席につき食べた。
味付けが……少し違う、のか?
不味いわけではないが
やっぱり地元のご飯のが美味しい。
こういう事があると余計に京都に
帰りたくなる。
ホームシックなんて柄じゃないのに。
補助監督員が作ってくれたから
流石に片付けは手伝った。
食べさせてくれるのにそのままなんて
申し訳なさ過ぎる。
食器を洗っていると
隣から手が出てきたから
反射的に水切りした皿を渡す。
チラリと視線を向けたら五条がいた。
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