第8章 碧い瞳に魅入られた。
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「おい、歌姫、ちょっとこっちこい」
色々失礼なことを考えてたら五条悟に
歌姫が呼ばれた。
あからさまに嫌そうな顔をする歌姫を
横目に手をヒラヒラとさせる。
「………いってくるわ」
「ん、なんもされないと良いね」
「本当に嫌だ」
余程嫌なのだろう。
渋々五条悟の近くに行ってしまった。
少ししてタバコを咥えた女の子が
私に気づき近づいてきた。
「歌姫さんが言ってた、雪奈さん?」
「………誰?」
「あ、そっか、初めまして、家入硝子です」
「……ああ!反転術式の天才ちゃんか!
歌姫が可愛いって言ってた子だね!
ちょっと不良だけど噂通り可愛いね!」
「不良って。タバコはやめられないですね」
硝子ちゃんと初対面を果たし
少し話をしているとぐったりした歌姫が帰ってきた。
「おかえり」
「歌姫さん、あのクズになんかされました?」
「………雪奈の名前聞かれたくらい」
「なんで?」
「知らないわよ、初めて見るからじゃない?」
「あのクズ、変な事考えてなきゃいいけど」
少し意味深な事を硝子ちゃんが漏らす。
変な事って何?私なんかされちゃうのか?
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