第8章 碧い瞳に魅入られた。
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少しだべっていたが
本命の対抗戦が始まり、皆散り散り。
最強の男がいるから勝てないだろうな。
面倒だし、木の上でサボろうかな。
それでも呪霊はいるから戦闘向きの
式神を召喚してその辺を見渡させる。
ガサガサ、と音が鳴り
瞬時に其方を向いた。
「あ、いた。初めまして雪奈さん」
「…………君が噂の五条悟?」
白い髪、グラサンから時折見える碧い眼。
近くで見ると本当に綺麗な顔をしていた。
「へえ、雪奈さん式神使うんすね」
「……なんか用?戦闘不能にでもさせにきた?」
「まさか」
タイマンで挑んだら絶対に勝てない。
どうしようかな、なんて思ってたら
目の前の男は信じられない言葉を口にした。
「雪奈さん、付き合って下さい」
「………………は?」
突然過ぎて変な声が出てしまった。
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