• テキストサイズ

純愛こそ、呪い。〈 呪術廻戦 〉

第6章 私はマリオネット。




大きい溜息が聞こえた。
溜息の主は真希、そして憂太を
メガネ越しから鋭い目で見ていた。


「真希さん、流石にそこまで露骨に
態度に出されちゃうと僕も怒りそうだよ」

「ああ怒れよ。
こんな事言いたく無かったけどさ。
"リカ"も縛って、雪奈も縛るのか?」

「……言っていい事と悪い事が
あると思うんだけど、どう言う意味?」

「そのままの意味だよ。
どんだけ女の事縛るんだよ、情けねえ」

「真希!!!」


聞いていられなくて声を上げた。
パンダと棘も少し安堵の表情になっている。

居心地が悪そうに憂太は教室から出て行った。

真希も虫の居所が悪い様で睨んでくる。


「雪奈、何で止めた?」

「私のせいで真希と憂太が仲悪くなって
欲しくないし……私達の、問題、だし」

「—————はいはい。
余計な事しましたね!勝手にやってろよ!」


真希はそう言うと荷物をまとめて
ぶっきらぼうに扉を閉めて出て行った。

/ 114ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp